2009年3月14日土曜日

ストライキ

このご時世だからさ。
ストライキってあんまり馴染みないけれども。
昨日、TBSのアナウンサーがストライキしたらしいです。
そんなニュースを見て驚きました。
おぉー!!やるなぁっていうのと、TBSの組合ってそんな力あんの?
っていうのと、でもこれからそういう時代になるのかもしれないっていう。
そんな予感さえしました。
僕が社会人になって最初に入社した会社はね、
労働組合が結構強かったんです。
その時は「組合?宗教みたいで怖っ!!」って思ってたんですけれども
でも実際はそんなんじゃなかったのでした。
僕たちのね、労働者っていう人の権利をちゃーんと主張してくれてます。
その人たちのおかげで、残業手当やら、週休二日やら36協定っていうね
そういう制度も生まれてるんです。
日本の労働組合はまだまだで。
アメリカなんかは労働組合の力が強いから17時すぎたら絶対に帰る。
っていうのをテレビで見たことあります。
たしか中村勘九郎さんがアメリカで歌舞伎をやるーって言ってね
歌舞伎座をアメリカで作ってる時の話で。
工事が思ったより遅れてて歌舞伎公演まであと数日しかなくて
間に合わない!!って言う状況なんだけれども
工事してるのはアメリカの人たちだから。
「そんな言われたって俺らは17時になったから帰るし」
って感じで勘九郎さんは「えーっ!!んなアホなっ!!」って
なってて、それ見て僕はアメリカの組合すげーって思ったんです。
日本だったら絶対工事遅れてたらやっちゃうでしょ。
むしろクレームですよ。でもアメリカは違う。
日本の某電話会社もこんな感じだもんなぁ。
どんなに遅れてたって「いやー仕方ないし。部品ないしまた明日ー」
みたいな。
あ、話すんごいズレました。すいません。
んでね、中には自分の権利だけ主張して仕事もろくにしない
そういう組合員もいらっしゃるんですよ。
だけどみんながみんな、そういう人たちだらけじゃないんです。
だからこのご時世にね、自分たちの立場を覆してね、ストライキって。
なんだかしっかりしてるなぁってちょっと思うんです。
最近は企業に勤められればそれでいいっていう風潮だし
そんな事して会社にいずらくなったら嫌だからしないよっていうさ
思うじゃないですか、普通。
だけどそうじゃない人も多いんですよね。
実際、メーデーの日とかってデモ行進すごいしね。
労働者がより良い環境で働く為にある労働組合であるなら
本当に良いことじゃんって思います。
バス会社とか航空会社とかはよくやってるけどね。
TBSがやるって。なんかすごいなぁって思いました。
でもね、僕は思うんです。
ストライキなんてしないようなお互いが譲歩しあえる環境がね
本当に本当にベストなんですよね。
お互いがお互いの権利を「権利だーっ!!」って主張したらさ
もうなんも出来ないでしょ。
そういう権利を越えるコミュニケーションを取らないと
本当におかしな事になっちゃうと思うんですね。
お互いの当たり前をお互いが理解して説いていかないとさ
「いや、俺らにそれをやらなきゃいけない義務はないし、断る権利がある!」
とかになったらもう最悪だもんね。
そうならないように、日頃のコミュニケーションって本当に大切ですよね。
つまり、今回のTBSストライキ。
今後、いろんな局に波紋やら動きがでそうだぞって。
なんだか心がざわついたのでしたー。

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